「華ヤカ哉、我ガ一族キネマモザイク」感想

華ヤカ哉、我ガ一族キネマモザイク(PSP)の感想です。






前作感想はこちら。
1年前の次期当主争奪戦が決着しないまま、勝負はそのまま持ち越しになった宮ノ杜家。
玄一郎が新しく提示した条件と共に屋敷へやってきたのは、7人目の兄弟だという男。
彼、守は宮ノ杜に恨みを抱き、一族の命を狙っていた人間でした。
ただならぬ因縁がある相手の登場に、騒然とする兄弟たち。
「今は手を出さない」と意味深に言う守でしたが、かつて撃たれたことがある勇と、祖父を暗殺された博の反発は激しいものがあります。

そんな折、使用人2年目を迎えた主人公・浅木はる(名前変換可能)の前にも新しい使用人・小野田秀男がやってきました。
彼のドジっぷりに親近感を覚えつつ、そつなく仕事をこなす毎日。
けれど専属使用人の話が持ち上がり、ようやく落ち着いたはずの日常が徐々に乱れていきます。
1年の経験を踏まえて成長したはると、兄弟たち(+α)の新しい物語。


声を大にしていいたいのは、ロードが格段に早くなっているということ。
インストールせずにプレイしましたが、マップ切り替え時も含めさほど気になりません。
直前に前作をプレイし直していたので、その違いにびっくりしました。

システム面では、スケジュール決定画面でステータスが確認できるようになった点は実にありがたい。
他にも自由行動スキップ可、マップ追加、等、前作にも増して親切なつくりになっています。
相変わらずシステムデザインや画像なども凝っていて、丁寧に作っている感じがひしひしと伝わってきました。
イベントスキップは言うまでもなく便利。
イベントスキップ・既読スキップどちらも搭載は実にありがたいです。

そして肝心のストーリー。
みんな前作エンドとは違った道を選択しており、まさにアナザーシナリオといった感じ。
前作再プレイと間髪入れずに始めたにも関わらず最後まで展開が読めなくて、どきどきしながら遊びました。
2年目、期間も10月までということもあって展開はやや駆け足気味ですが(特に初対面から始まる守)、そこはファンディスクらしくきちんと萌えポイントを押さえつつ、そして宮ノ杜の行く末も描かれています。
駆け足気味とは言いましたが、これはファンディスクというよりもはや続編と言っていいボリューム。
情報屋もーどを入れると、プレイ時間は本編よりちょっと少ない程度です。がっつり遊べます。

おまけも充実しており、前作同様ミニドラマも豊富に用意されています。
今作では電話も注目おまけ。かなり放置しないといけませんが、ご兄弟からよく分からん内容の(褒め言葉)電話がかかってきます。

攻略面では難易度がアップ。
2ヶ月ごとの審査では項目が一つ増えた上、一つでも×だと不合格です。
油断していたら、催し支度コマンドをうっかり実行し忘れて落ちました……まぁおかげでBGMリストが埋まったしいいんですけど。
前作は狙ってもなかなか落ちなかったので、イベントリストを全部埋めたい派には嬉しい変更かもしれません。
好感度もMAXでないと最後の最後でバッドエンドになります。
個人的には、バッドももうちょっと凝って欲しかったかな。
勇バッドは玄一郎の花嫁エンド、進バッドでは死亡エンドだったら個人的に切な萌えしたんですが。

ではキャラ別感想を少し。
発売から大分経っていますが、一応反転文字にしておきます。

正……相変わらず悲恋っぽい雰囲気を漂わせるシナリオ。お互い煮え切らないのでやきもきしました。
表面上は冷徹に、けれど一人の時に苛立ちを爆発させる……という前作とは違った一面がすごく良かった。
ラストの花嫁攫い展開は王道ですが、まさか正がやるとは! でもちゃんと相手方にも気を回す辺り、やっぱり正だなと思いました。
後日談モードでは、結婚後半年経つのに手を出してない安心の紳士っぷりw


勇……初っぱなから安心の暴走。帝國陸軍大佐・32歳という肩書きからは想像できないw
でも本編ではあまり触れられなかった戦場のことなども聞けて、真っ直ぐな人なんだなぁと改めて思いました。恋愛面ではアレですがw
バッドエンドは、はるが玄一郎の嫁になるという展開だったら面白かったのになぁ。
後日談モードははるのあしらい慣れっぷりにも笑いました。


茂……兄弟といるとムードメーカーなのに、本人ルートだと妙にそっけなさを感じて堪える……。
追い詰められないと駄目なのは兄弟共通ですが、茂の場合いつも明るく軽いイメージなので余計に辛く感じます。
後日談モードの断髪姿が格好良くてたまらん。
農家はどうなんだ大丈夫なのかと思っていましたが、意外に適応している茂に安心しました。
案外どこででもやっていけそうなのが茂ですね。


進……前作はスイッチの切り替えがきっかりしていたように思いますが、今回はその境界が曖昧で危うさが増していた印象。
甘酸っぱい恋愛模様から一転してしまうのは相変わらず。
なんだかんだ言いつつ、やっぱりドSナンバーワンだと思います。
エンドロールでの目つきがたまりませんね……!


博……最初はやはり子供っぽさ全開でハラハラしましたが、終始好意を前面に出してくれるので安心してプレイしました。
……が、エピローグに入るまでハッピーエンドの気配がなくてハラハラ。
茂もそうですが、普段明るいキャラなだけにガチシリアスだと辛いものがありますね。いやそこが萌えるんだけど。
それにしても五年待たせるのはデフォルトなのかw
後日談モードを含めて、五年後博は安心して見ていられます。


雅……前作の弁当ガシャーンで強烈な印象を植え付けてくれた末っ子ですが、やっぱりツンデレ最高ですね。
両思いになってからもツンでいてくれるのが雅の素晴らしいところ。
すっかり切れ者キャラが定着して、他ルートでも事あるごとに作戦をたててくれます。
弐年目モードでは、本編にはなかった結婚式が見られる点に注目。
後日談モードは守の振り回されっぷりも面白いw
博エンド・後日談で見られる五年後雅も必見です。


守……設定は殺伐としているのに妙な安心感があるのは、守が真面目な性格だからかな。
お酒が一番弱いっぽいのが意外。酔った姿がかわいすぎるw
思ったより血生臭い展開はなく、じわじわ仲が深まっていく様子に萌えました。
ラストの流れはああくるとは思わなかった。
なんだかんだ言いつつ兄弟を思いやる守、それに絆された玄一郎……その他の面でも、前作とはちょっと違う守の魅力が全開でした。


喜助……相変わらず、兄弟ルートでも叱咤したり励ましてくれたりと大活躍。
前作でも好きでしたが、今作ではいい男っぷりが上がっています。
情報屋モードでは、本編では謎だった生い立ちや普段の様子、恋愛面での奥手さが垣間見られて萌えました。
アドバイスはするくせに自分となると駄目なんですねw
主に喜助視点で語られるのでどうかなぁと思っていたんですが、予想以上に良かったです。



玄一郎と元妻たちの出会い~結婚までのエピソードも見られたり、とにかく盛り沢山でした。
昔の玄一郎と平助のイケメンっぷりと、元妻たちの可愛さたまらん。
現在を見るとアレですが、当時はそれなりにロマンスというか愛があったんだなぁと思えました。
千代子はちょっとかわいそう。


本編をやっていない方は、ぜひ本編からやってみてください。
キネマモザイクやった後だと本編はちょっと辛いです。
いや、どちらもゲームの出来は申し分ないしすごく面白いんですけど、キネマモザイクのロードスピードに慣れてしまうと……。
キネマモザイクをプレイしたら高確率で本編もやりたくなると思いますし、ぜひ。

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